子供が生まれて祖父母の住む実家へ顔を出す機会が増えたのですが、そこで気になったのはTVの音量。2人とも高齢なので時代劇やワイドショーなどテレビ視聴のボリュームが大きく、自然と家族間の会話も大声で話さないと聞こえづらいという負のループが生じています。小さなこどもにとってもあまりいい環境とは言えません。そこで試してみたのが高齢者向けの手元スピーカーです。この記事では数ある手元スピーカーの中でも高い人気を誇る株式会社サウンドファンの「MIRAI SPEAKER Home(ミライスピーカーホーム)」の使用レビューを紹介します。「ミライスピーカーホーム」を使ったことでテレビの音量問題は解決したのかどうかご覧ください。
「ミライスピーカーホーム」の特長は声を聞き取りやすい音に変換してくれる特許技術の「曲面サウンド」にあります。空間全体に音が広がる特殊設計により、どこにいても声を聞き取りやすくしています。祖父母宅に「ミライスピーカーホーム」を設置する前に、一度外観や使い方など確認してみました。サイズ感等も紹介するので、事前に設置場所などのイメージにもお使いください。「ミライスピーカーホーム」に同梱されているセット内容はご覧のとおりです。組み立てや難しい配線も要さないシンプルな設計になっているので、届いてすぐに使えるのが嬉しいです。「ミライスピーカーホーム」のサイズは約86mm×212mm×143mm(幅×奥行き×高さ)です。実物を見ても比較的コンパクトで、テレビのそばやテレビ台に置くものであれば許容範囲という印象を受けました。テレビのリモコンと並べると、意外に小さいと思われる方も多いと思います。ただ奥行きは取りますので、テレビの設置方法や配線状況次第では少し頭を悩ませるかもしれません。「ミライスピーカーホーム」の入力インターフェースは電源アダプター用のDC入力と3.5mmステレオミニジャックのみのシンプルな設計です。付属のケーブルをそれぞれ差し込むだけでセットアップが完了しますので、難しい設定や配線は必要ありません。むしろテレビ側に端子がたくさんあるため、どの端子に3.5mmステレオミニジャックを差し込めばよいのかで迷う方のほうが多いかもしれません。祖父母へのプレゼントで渡す際は、ステレオジャックの接続までしてあげることをおすすめします。
本体操作はボリューム調整のつまみだけなので、誰でも直感的に使えます。音量は無段階調整なので、つまみを回しながら聞こえやすいボリュームを探しましょう。
「ミライスピーカーホーム」に搭載されるスピーカーユニットは、従来のコーン型(円錐形)ではなく、弧を描くように湾曲させた曲面を振動させて音を出します。個人差はあるかもしれませんが、曲面のユニークなスピーカーユニットが、音声を明瞭にし、離れた位置でも聴こえやすいサウンドを実現しているようです。
普段は大音量でテレビを視聴している祖父母宅に「ミライスピーカーホーム」を設置し、テレビ内臓のスピーカーと聴こえやすさの比較検証を行ったところ、次のようなフィードバックをもらいました。「確かに聴こえやすくなったような気がするけど、初めての手元スピーカーだから”このスピーカー”(『ミライスピーカーホーム』)が良いのかどうか、いまいち分からない。」「なにか違和感のある音の聴こえ方がする。ただ話しかけた際に聴き取りやすくなったのは、普段よりもテレビの音量が下げられたからだと思う。」実ノートパソコンの内蔵ステレオスピーカー(動画前半)と「ミライスピーカーホーム」(動画後半)で音の聴き比べをしてみてください。音量はどちらもほぼ同程度になるように調整しています。「ミライスピーカーホーム」は声がはっきりくっきり聴こえ、声以外の音の存在感が薄くなっています。これが曲面サウンドの技術のようです。「なにか違和感のある音の聴こえ方がする。」祖父母以外にとって違和感のある音に聴こえたのは、おそらく「ミライスピーカーホーム」がモノラル出力をするからでしょう。立体感のあるステレオからモノラルになることで平べったさを感じるかもしれません。そのため音楽鑑賞や映画鑑賞に「ミライスピーカーホーム」を導入するのは、一度検討したほうが良いでしょう。→必然と会話も大声にしないと聞き取りにくくなる→聞き間違いも発生しやすく、コミュニケーションに齟齬が起こりストレスが生じるという負のループを経験した家庭は少なくないと思います。「ミライスピーカーホーム」を使えば音量を大きくしなくてもテレビの声が聴き取りやすくなるので、食卓での会話もスムーズになったのが大きな利点です。程よい喧騒の中で家族団らんの時間を過ごせるようになりました。
「ミライスピーカーホーム」は一度セットしたら基本付けっぱなしになります。たまにはステレオで鑑賞したい時、祖父母が使わない時は内蔵スピーカーで視聴したい場合は、電源をオフにし音声ケーブルを外す工程がどうしても必要になります。テレビの側に置くと、その作業が若干面倒に感じます。また、電源ボタンは裏側にあり、加えて本体正面から電源のON/OFFの状態が分かりにくいため、待機電力を極力0にしたいという節約家にとっても若干不便かもしれません。
付属の音声ケーブルは1.5mの必要十分な長さを有しますが、テレビ側に設置するなら短くても良いと思いました。本体裏にくぼみがあるので余分な長さは折りたたんで収納することもできますが、そのスペースを使ってケーブル巻取り機能が搭載されていると嬉しかったです。ケーブル長さが気になる方は、別途短いケーブル(逆に足りない方は長いケーブル)を購入したほうがスッキリするのでおすすめです。「食事中はテレビを消せばいいじゃん」確かに正論ではありますが、テレビは世代間にギャップを生まない話題を提供してくれるので、家族一同が揃った場所ではむしろ重要な役割を果たしていると思います。「ミライスピーカーホーム」があれば、会話を遮るようなボリュームにしなくても、みんながテレビ視聴をしながら会話も楽しめる空間にできるので非常に有意義なアイテムだと思いました。高齢者向けの手元スピーカーはたくさんありますが、自宅で聞き比べセットのレンタルも活用しつつ、家族がハッピーになれるアイテムを見つけてみてください。子供が生まれて祖父母の住む実家へ顔を出す機会が増えたのですが、そこで気になったのはTVの音量。2人とも高齢なので時代劇やワイドショーなどテレビ視聴のボリュームが大きく、自然と家族間の会話も大声で話さないと聞こえづらいという負のループが生じています。小さなこどもにとってもあまりいい環境とは言えません。そこで試してみたのが高齢者向けの手元スピーカーです。この記事では数ある手元スピーカーの中でも高い人気を誇る株式会社サウンドファンの「MIRAI SPEAKER Home(ミライスピーカーホーム)」の使用レビューを紹介します。「ミライスピーカーホーム」を使ったことでテレビの音量問題は解決したのかどうかご覧ください。
「ミライスピーカーホーム」の特長は声を聞き取りやすい音に変換してくれる特許技術の「曲面サウンド」にあります。空間全体に音が広がる特殊設計により、どこにいても声を聞き取りやすくしています。祖父母宅に「ミライスピーカーホーム」を設置する前に、一度外観や使い方など確認してみました。サイズ感等も紹介するので、事前に設置場所などのイメージにもお使いください。「ミライスピーカーホーム」に同梱されているセット内容はご覧のとおりです。組み立てや難しい配線も要さないシンプルな設計になっているので、届いてすぐに使えるのが嬉しいです。「ミライスピーカーホーム」のサイズは約86mm×212mm×143mm(幅×奥行き×高さ)です。実物を見ても比較的コンパクトで、テレビのそばやテレビ台に置くものであれば許容範囲という印象を受けました。テレビのリモコンと並べると、意外に小さいと思われる方も多いと思います。ただ奥行きは取りますので、テレビの設置方法や配線状況次第では少し頭を悩ませるかもしれません。「ミライスピーカーホーム」の入力インターフェースは電源アダプター用のDC入力と3.5mmステレオミニジャックのみのシンプルな設計です。付属のケーブルをそれぞれ差し込むだけでセットアップが完了しますので、難しい設定や配線は必要ありません。むしろテレビ側に端子がたくさんあるため、どの端子に3.5mmステレオミニジャックを差し込めばよいのかで迷う方のほうが多いかもしれません。祖父母へのプレゼントで渡す際は、ステレオジャックの接続までしてあげることをおすすめします。
本体操作はボリューム調整のつまみだけなので、誰でも直感的に使えます。音量は無段階調整なので、つまみを回しながら聞こえやすいボリュームを探しましょう。
「ミライスピーカーホーム」に搭載されるスピーカーユニットは、従来のコーン型(円錐形)ではなく、弧を描くように湾曲させた曲面を振動させて音を出します。個人差はあるかもしれませんが、曲面のユニークなスピーカーユニットが、音声を明瞭にし、離れた位置でも聴こえやすいサウンドを実現しているようです。
普段は大音量でテレビを視聴している祖父母宅に「ミライスピーカーホーム」を設置し、テレビ内臓のスピーカーと聴こえやすさの比較検証を行ったところ、次のようなフィードバックをもらいました。「確かに聴こえやすくなったような気がするけど、初めての手元スピーカーだから”このスピーカー”(『ミライスピーカーホーム』)が良いのかどうか、いまいち分からない。」「なにか違和感のある音の聴こえ方がする。ただ話しかけた際に聴き取りやすくなったのは、普段よりもテレビの音量が下げられたからだと思う。」実ノートパソコンの内蔵ステレオスピーカー(動画前半)と「ミライスピーカーホーム」(動画後半)で音の聴き比べをしてみてください。音量はどちらもほぼ同程度になるように調整しています。「ミライスピーカーホーム」は声がはっきりくっきり聴こえ、声以外の音の存在感が薄くなっています。これが曲面サウンドの技術のようです。「なにか違和感のある音の聴こえ方がする。」祖父母以外にとって違和感のある音に聴こえたのは、おそらく「ミライスピーカーホーム」がモノラル出力をするからでしょう。立体感のあるステレオからモノラルになることで平べったさを感じるかもしれません。そのため音楽鑑賞や映画鑑賞に「ミライスピーカーホーム」を導入するのは、一度検討したほうが良いでしょう。→必然と会話も大声にしないと聞き取りにくくなる→聞き間違いも発生しやすく、コミュニケーションに齟齬が起こりストレスが生じるという負のループを経験した家庭は少なくないと思います。「ミライスピーカーホーム」を使えば音量を大きくしなくてもテレビの声が聴き取りやすくなるので、食卓での会話もスムーズになったのが大きな利点です。程よい喧騒の中で家族団らんの時間を過ごせるようになりました。
「ミライスピーカーホーム」は一度セットしたら基本付けっぱなしになります。たまにはステレオで鑑賞したい時、祖父母が使わない時は内蔵スピーカーで視聴したい場合は、電源をオフにし音声ケーブルを外す工程がどうしても必要になります。テレビの側に置くと、その作業が若干面倒に感じます。また、電源ボタンは裏側にあり、加えて本体正面から電源のON/OFFの状態が分かりにくいため、待機電力を極力0にしたいという節約家にとっても若干不便かもしれません。
付属の音声ケーブルは1.5mの必要十分な長さを有しますが、テレビ側に設置するなら短くても良いと思いました。本体裏にくぼみがあるので余分な長さは折りたたんで収納することもできますが、そのスペースを使ってケーブル巻取り機能が搭載されていると嬉しかったです。ケーブル長さが気になる方は、別途短いケーブル(逆に足りない方は長いケーブル)を購入したほうがスッキリするのでおすすめです。「食事中はテレビを消せばいいじゃん」確かに正論ではありますが、テレビは世代間にギャップを生まない話題を提供してくれるので、家族一同が揃った場所ではむしろ重要な役割を果たしていると思います。「ミライスピーカーホーム」があれば、会話を遮るようなボリュームにしなくても、みんながテレビ視聴をしながら会話も楽しめる空間にできるので非常に有意義なアイテムだと思いました。高齢者向けの手元スピーカーはたくさんありますが、自宅で聞き比べセットのレンタルも活用しつつ、家族がハッピーになれるアイテムを見つけてみてください。
まとめ
「買ったはいいけど祖父母にとって使いにくかった」「思ったほど集音性がなかった」そんな後悔をする前に、集音スピーカーは自宅で聞き比べすることをおすすめします。カメラ・家電レンタルサービスの「レンティオ(Rentio)」では、家庭向けリスニングスピーカーのレンタルも提供しています。レンタル期間中に気に入った製品があれば、そのまま購入もできますので、いくつか試してみてから購入を決めてはいかがでしょうか。